感情の正体を知ることが大事

『世界観マーケティング』

金子です。

昨日のブログは
ちょっと過激だったかなと
反省しています。

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共感しました。
この文章に出会えて良かったです。
ありがとうございます。
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本日のブログでも、私が今感じてる違和感に対する私自身の捉え方 哲学 思想を作り上げるのに役立てていけそうです。
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など共感の声ももちろん
いただいたのですが、

同時に、

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金子さんは、意識的にすでにシフトした状態になって
いるので、これまでのパラダイムにいる人たちから見る
と、イっちゃった人に見えてしまいます。
なので、ちょっと心配になって、このメールを書いてます。
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と気にかけて心配のメールも
いただきました。

これは自分でも気づいていなかったので
怖いなと思いました。

ぼく自身は自然な感覚ですが、
ちょっとずつ読者のみなさんと
意識がずれてしまっているのかも
しれません^^;

こうした忠告やご指摘は
ありがたいですよね。

また、

・・・・
率直な感想を伝えさせていただきます。
金子さんの文章からもある種のルサンチマンが根深くあるように感じるのは気のせいでしょうか。
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※ルサンチマンというのは、
「うらみや妬みから生まれる復讐心」のこと

といったご意見もいただきました。

「金子さんはルサンチマンが人の主体性を
奪っていると主張してるけど、
あなたの文章からもルサンチマンがあるように感じますよ。」

というご指摘ですね。

これは正直とっても鋭い意見だなと思いました。

ぼく自身は、
もともとがルサンチマンの塊のような人間だからです。

24歳のころにうつになり、
自分に「社会不適応な人間」という
ラベルを貼って生きていました。

独立してからは、
「稼いでなんぼ」という
売上至上パラダイムで
ハードワークをしてきました。

どれだけ結果を出しても
心に空いた穴は
埋まることがありませんでした。

終わりのなく上昇していく目標・・・

周りには利害関係のあるひとたちばかり・・・

プライベートはぼろぼろ・・・

この先にいったいどこまでがんばれば
幸せは実現するのか?

この問いに答えは見つかりませんでした。

そして、3年前、目標を見失い、
もっとも大きな収益の柱である講座を手放し、
売上を半減させ、
その問いについてじっくり向き合う時間をつくりました。

外界の情報を遮断しようとしても、
周りの様子というのは
どこからか耳に入ってきます。

自分が活動を止めている間にも
同時期に起業した知り合いが、
大規模なプロモーションを成功させている。

彼らの話が耳に入るたびに、

ものすごく強い嫉妬、
劣等感、そして、
焦燥感を感じていました。

そうなんです、
そのときの僕は、
まさしくルサンチマン=
うらみ、ねたみから生まれる復習心
の塊だったんです。

今だから言えますが、
あの時期、ぼくは
ものすごく苦しかったのです。

このまま
自分の存在がどこかに消えていって
しまいそうで怖かったんですね。

世間から承認されたいという
欲求にがんじがらめになっていたのです。

輝く同期への嫉妬、

これからどうしたらよいか
先が見えない焦り、

消えてなくなるのではないか
という怖れ、

そんな感情でいっぱいでした。

そんな停滞した時期でしたが、

そのドロドロとした
自分の感情を丁寧に拾い上げ、

そのままを受け入れ、

それが今の自分だと
認めるしかなかったのです。

この2年間がなかったら、
きっとぼくのルサンチマンは
さらに増幅し、

今でも「世間的な成功」を目指し、
主体性のない生き方を
送っていたと思います。

そして、
どれだけ人間性を磨いても、
ルサンチマン
(うらみ、ねたみから生まれる復讐心)
がなくなることはないと思っています。

今のぼくにも
しっかりルサンチマンがあります。

でも、大事なことは、

その感情に振り回されてしまうのではなく、

そして、
振り回されていること自体に
無自覚になることなく、

なにに対する感情が
自分のなかに内在しているのかを
感得していることだと思うんですね。

感情の正体を知る。

これができれば、
どんなにつらい状況であっても
その感情に振り回れることなく
ひとは「主体性」を持って
生きていけると思っています。

では、
また次回のブログで!

金子