商品を企画するときに考慮すべき2つの要素

強力なUSP構築法

金子です。

昨日、
集客力を上げるための「潜在価値」には、
9つのパターンがあるという話をしました。

(1)強み
(2)好き
(3)つながり(共有感覚)
(4)体験性
(5)珍しさ(希少性)
(6)時代性
(7)編集性
(8)新しさ
(9)世界観(人の要素)

この9つは、
どれもほんと大事です。

ただ9つざっと紹介しただけなので、

このなかでどれが大事なんだろう。

どれから手をつけたらいいんだろう。

と思ったかもしれません。

なので、今日はちょっと
補足していこうと思います。

まず、
「つながり」「体験」
についてです。

この2つは、
特にここ数年になって
ニーズが強くなってきている
「価値」なんですよね。

どうして今この2つの
ニーズが強くなってきているのか。

これは大事なところなので、
触れておきます。

まず、
「つながり」というのは、

「人ともっともっと
つながっていたい」

というニーズです。

ネット、スマホが広がって、
人は「自分だけの時間」に
埋没するようになりました。

それだけ、「1人時間」が
増えているということですよね。

買い物だって、
アマゾンでなんだって買えてしまう。

映画も昔はTSUTAYAに行ってたけど、
今はアマゾンプライムとか
Netflixがあるから、家から出なくてもいい。

休日は、近所のコンビニで
お気に入りのお菓子とジュースを買ってきて、

1日中家にひきこもって、
ひたすらドラマ、ゲームの世界に没入する・・・。

こういう人たちが増えています。

またフリーで仕事している人たちも
増えています。

パソコンがあればどこでも仕事ができる。

自由で気楽。

これはすごく幸せなスタイルかもしれない。

でも、基本「1人」なんですよね。

ネット時代は、孤独を強めてますね。

孤独の耐性が強いひとにとっては、
快適です。

でも、世の中、
孤独を愛するひとたちのほうが少数です。

だから、孤独の反動として、

「ひととつながりたい」

という欲求が強くなるのは、

自然なことなんですね。

そして、

「ひととつながれる場所」

を求めていく。

その代表的な場所が、
facebook、インスタ、LINEといった
「SNS」です。

普段ひととのコミュニケーションが
激減しているので、
SNSでひとに関わろうとするんですね。

また、

「ネット漬け」の反動から、

「リアル」に対して

「飢え」が起こります。

「つながり」を求めて、
「リアル」な場所に足を運ぶわけです。

それが、遊びなら
「ライブ」だったり、
キャンプや趣味の「イベント」だったりしますし、

学びだったら、
「セミナー」や「勉強会」だったりします。

もう1つ、
「体験」というニーズについていうと、
ネット上で情報はなんでも
手にはいるようになった
というのが大きいと思っています。

これは音楽業界が
わかりやすいですね。

ネット上で、
無料で音楽が聴ける。

YouTubeで
映像を見ているうちに、
ライブに行きたくなってくる。

一度ライブに行ったら、
その迫力と一体感という
「体験」に衝撃を受ける。

また行きたい!
と思うようになる。

「体験」を味わいたいし、
一度味わったひとは、
またその楽しさを味わいたくなる。

アニメファンの世界もそうです。

見ているだけでなく、
いわゆるコミケなどのイベントに行って、
ファン仲間とその世界観について
語り合うというのが楽しいわけです。

学びの世界でも同じです。

稼ぎたいと思って、
ネット上で「稼ぐ方法」について
調べたら、
ひととおりの情報は手に入ります。

そして、そのやり方を真似して
やってみる。

でも、うまくいかない。

なんでだろう??

他の方法を試してみる。

でも、うまくいかない。

そのうちに、
自分のやり方が間違っていると気づく。

どこが間違っているのか、
知りたい。

直接聞いてみたい。

こんな流れで、
セミナーに行ってみようと
思うようになっていくのは
自然な流れですよね。

その場に行って、
確かめたいというのも
「体験」のニーズです。

今、
情報の価値自体は下がっています。

いっぽうで、

「つながり」が得られる場所
「体験」が得られる場所

の価値が上がってきています。

だから、
「コミュニティ」を売りにしている
ひとたちが増えているのも当然なんですね。

「コミュニティ」としての価値を
どう高めていけるかが、
ビジネスを成長させていく
大きな柱となっているんですね。

つまり、
「コンテンツ」と「コミュニティ」の掛け算
が、商品価値を決めると言えます。

ぜひ、商品の企画を練るときに
「つながり」のニーズ
「体験性」のニーズ
の2つを考えていきましょう。

 

では、また次回のブログで。

今日も素敵な1日をクリエイトしましょう!

金子