『【実例紹介】facebookへの投稿ができなかったVさんの内面分析』

『世界観マーケティング』

金子です。

さきほど、
映画「沈黙」を見てきました。

キリスト教を日本に
布教するために
長崎に滞在していた宣教師や
キリスト教徒たちは

当時の江戸幕府から
激しい迫害を受けていました。

その迫害に耐えきれず、
恩師が棄教したという知らせを聞いた
弟子2人の司祭が
危険を顧みず日本へ向かう。

そこで2人が待ち受けていたのは、
キリシタンたちが徹底して
弾圧されいていたおぞましい現実でした。

3時間ほどの映画ですが、
拷問のシーンが限りなくリアルに
描写されています。

生々しすぎて
思わず目を背けてしまうくらい
残虐なシーンも。。。。

最後の最後まで
拷問に屈しない信仰心の篤さには
圧倒されてしまいましたね。。。

決してエンターテインメント作品ではない
重厚な内容ので、
カップルで見に行くのは向かないかも^^;

 

さて、、、、

今日は、
コンサル力を高める方法について
具体的な実例を紹介していきますね^^

昨日も書いたように、

コンサルの仕事というのは、

まずは、
「ノウハウで対応できるレベル」と
「ノウハウでは対応できないレベル」が
あるという話をしました。

コンサルが持っている
知識や技術、経験を使って
クライアントの問題が
すべてシンプルに解決できるのであれば、
そんなに苦労はありません。

ただ、
原則どおりに教えても
結果が出ないという
クライアントさんは少なくないんですよね(>_<)

そのときに、
ノウハウだけでは対応できない
ということがあります。

そういうときは、
金子の経験上、根本原因が
クライアントの「内面」に
潜んでいることが多いんです。

この「内面」のところに
アプローチしていかないと、

「では、こうしてみてください。」
「あれもやってみましょう。」

というだけでクライアントさんは
動けるようにならないんですね。

クライアントもすでに
自分なりには努力したり、
試行錯誤しているので、

どうして自分が動けないのか
わからなくなってしまっている
ということがほとんどです。

1つの実例を紹介しますね。

受講生Vさんのケースです。

Vさんは、
facebookに顔写真を公開することに
強い抵抗を感じていました。

集客していくためには
自分の存在を認知してもらうために
facebookで発信していかないといけない・・・。

でも、
どうしてもそうすることが
できなかったんです。

こういうときは、
なぜできないのか、
その理由を聞いていくんですが、

本人が言っている理由というのは、
あまりあてにならないことのほうが
多いんですよね。

そんなVさんは、
実家に近い場所に
新しい家を購入し、
引っ越しを控えていました。

ある時、
Vさんに会った時、
こんな相談がありました。

Vさんは、自宅に、
猫ちゃんを30匹以上
飼っているんですが、

引っ越し先の
近隣住人に、
すでにそのうわさが
立っていたのです。

そして、
翌週にその反対派グループ
のひととの会合があるというのです。

Vさんの相談というのは、
こうでした。

「金子さん、どうやったら、
ことを大きくせず、
その場を切り抜けられるでしょうか?」

僕はそのとき、
ちょっとした疑問を感じたんです。

Vさんは、

「30匹の猫を飼うなんて、
近隣住人のひとには
理解されることはない」

と勝手に思い込んでいたのです。

このとき、
僕はこう感じていました。

もしかしたら、
facebookで投稿することに
抵抗があるのも、
Vさんのその「思い込み」が
原因かもしれない・・・・と。

その思い込みというのは、
「私はそもそもひとから
理解されない人間だ」
という思い込みです。

そこで、
僕はVさんにこう質問しました。

「Vさんの話をうかがっていると、
Vさんには、

猫ちゃんのことを
住人の方から理解してもらえない

という「前提」があるように
感じたんですが、いかがでしょうか?」

Vさん:
「あ、、、、、
確かに、私、彼らから
理解してもらえないという
前提を持っていますね、、、」

Vさんは、答えながら、
なにか大きな内的な変化を
感じたようでした。

そして、
同時に、
「私はそもそもひとから
理解されない人間だ」
という心の前提を持っているのでは?

と質問したところ、
Vさんはそのとおりだと答えました。

Vさんが、
facebookで投稿することに
極度の恐れと抵抗感を
感じていたのは、

まさにこの「心の前提」を
持っていたことが
大きな原因になっている。

そう金子は見立てをしました。

その後、
Vさんはその近隣住人との会合に
臨みますが、

本人が思っていた以上に
和やかな雰囲気で終えることが
できたと驚いていらっしゃいました。

Vさんは、
表情も変わり、
発信も少しずつですが、
始まってきています。

上記のやりとりは
極端にシンプルなものに
していますが、

実際のやりとりは
もう少し行ったり来たりは
しています。

ただ時間にして2分か3分
くらいのやりとりでした。

他にも、
こうした「心の前提」に
アプローチしたことによって、
動けるようになった受講生さんは
数知れません。

クライアントが
動けなくなっている場合、

コンサルタントは
こうした「内面」に
アプローチできるようになると、

クライアントがどんどん行動して
成果を出してくれるように変化していきます。

 

では、今日も素敵な1日を(‘-^*)/