金子です。
ここのところ
「文章力」についての話が続いています。
前回は、
金子が一生懸命ブログを
書いていたにも関わらず
アクセスは少し伸びたものの
反応が一切なかった原因について話しました。
結論から言うと
ブログの反応がゼロだった原因とは、
『読者がリアルにイメージできる文章の書き方』
を知らなかったからなんですね。
前回のブログでもお話ししましたが
当時、金子は自分が書いている記事には
それなりの自信がありました。
なぜなら、同じ業界の競合ブログを
100以上はリサーチしていたので
競合が書くブログ記事の
水準を知っていたからです。
なので、その水準以上の
濃いノウハウを提供すれば
ブログから集客ができるようになるだろう。
当時の僕はそう考えたんですね。
しかし、反応は全くありませんでした。
この現象はまさに
『ノウハウだけを書いても集客にはならない』
ということの証明になります。
ノウハウをどれだけ
掘り下げて書いたとしても
それだけではどうしても
リアリティに欠けるんですね。
前回でもノウハウ自体で
差別化するのは難しいと書きましたが、
これは言い換えると
同じようなノウハウは
たくさん出回っているので
ノウハウ一点のみで
掘り下げて書いた記事は
読者からすると、
「どこかで聞いたことがある」
という感想を持ってしまいます。
この感想を持たれてしまうと、
読者はそのどこかで聞いた話と
同じ話だと認識するので
自分のファンにはなってくれない
という現象が生まれます。
2008年当時の金子は
読者にとって、どこかで聞いたことがある話を
延々と書き続けていたんですね。
このブログ集客がうまくいき始めたのは
ノウハウにリアリティという要素を加えたからです。
では、「リアリティ」とはなんなんの??
金子がここで言っている
「リアリティ」とは、
自分がそのノウハウを活用している姿や
その結果によってどう変化したのかを
「日常のワンシーンのように」
想像してもらうこと
です。
「日常のワンシーンのように」
というのがポイントになります。
ただノウハウが
書かれた文章を読んだ場合、
それは知識の1つとして
インプットされるだけなので
読者の心には変化が起こりません。
心に変化が起きなければ、
「そのノウハウを活用してみよう!」
と思ってもらうことも、
読者に自分のファンになって
もらうこともないままで
終わってしまうのです。
一生懸命記事を書いても、
これでは悲しいですね。。。(>_<)
しかし、
リアルな文章を書くことができれば
読み手は自分がそのノウハウを活用する姿を
想像することができます。
先ほどリアリティを、
自分がそのノウハウを活用している姿や
その結果によってどう変化したのかを
「日常のワンシーンのように」
想像してもらうこと
だと話しました。
つまり、あなたの「体験談」を
生々しく、リアルに書くことによって
読者はノウハウを
ただインプットするのではなく、
そこで描かれた体験談に「自己投影」し、
読者自身がノウハウを活用している姿や、
”それによってどんな未来を
手にすることができるだろうか・・・?”
という想像を膨らませます。
この想像を膨らませるような
文章を書くことがとても重要なんですね。
体験談は、一種のストーリーです。
そもそも人間が
本来持っている性質として、
ノウハウそのものの話よりも
ストーリーを好む傾向がある
んですよね。
その傾向は、
一般の書籍でも
顕著に出ています。
ビジネス本や
自己啓発系の書籍ですと
5万部売れれば大ヒットになります。
しかし、これが同じ書籍でも
小説になりますと
200万部の大ヒット作品が
たくさんありますね。
実は、この人間がストーリーを好む性質を突いて
200万部以上の大ヒットを記録した
自己啓発系の書籍があります。
それは、水野敬也さんの
「夢をかなえるゾウ」という作品です。
この書籍のジャンルは、
自己啓発系なのですが
「ストーリーの力」を売れ、大ヒットし、
ドラマにもなりました。
こういったことからも、
あなたの文章による影響力も
「ストーリーの力」を使うことによって
非常に大きなものにすることができます。
「ストーリー」は、
自分の世界観を表現していくためには
とても重要な要素の1つになります。
なぜならストーリーには
「エンターテイメント性」があるからです。
世界観マーケティングでは、
発信者の世界観を表現することによって
読者にその世界の中で
エンターテインメント、つまり、
「楽しんでもらう体験」が
求められます。
この読者に楽しんでもらうという過程で
信頼関係を構築していくんですね。
「夢をかなえるゾウ」には
そこでしか味わえない世界観が
ストーリーで見事に表現されていたから
大ヒットに繋がったのではないでしょうか。
これからは、
僕らのようなコーチ・コンサル業も
世界観を表現して、楽しんでもらう
という力が試されてきます。
だからストーリーを使いましょう。
あなたがこれまで見てきたものや
感じてきたこと、考えてきたこと
こういった生々しい体験談という
ストーリーを書くことによって
あなたの世界観をダイレクトに
伝えることができます。
この体験談の書き方を覚えると
世界観マーケティングが実現していき
濃いファンがじわじわと増えていきます。
次回はこの、
あなたの世界観をダイレクトに伝え
濃いファンを作る
読者に迫るようなリアルな体験談の
書き方について触れていきたいと思います^^
では、今日も素敵な1日を_(‘-^*)/