『世界観マーケティングの構築に欠かせない3つの要素とは?【世界観マーケティング概論】』

『世界観マーケティング』

金子です。

ここのところ、時代が変わり、
それに伴って、
マーケティングのスタイルも
シフトしてきている、、、

ということを書いてきました。

今日もかなりの長文となるので、
ご注意ください^^;

前々回のメルマガで、
こんなことを書きました。

////////////////
これからの時代は、
もうベネフィットで
引っ張る時代じゃないなと思ってます。

こんな結果が出るよ
これが手に入るよ

というベネフィットだけで
ひとは魅力を感じなくなって
しまっていますね。
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↑の「ベネフィット」というのは、

「お客様が得られる利益」のこと。

簡単にいうと、
商品を買ったらどうなれるのか?
ということですね。

2005年くらいから10年ほどは、
専門家の時代と
勝手に僕のなかで分類しているんですが、

●●専門のコンサルタント
●●に特化したコーチ

といった「専門化」が進んだ時代だと
思っています。

特定のターゲット層に対して、
特定のベネフィット(利益)をオファーする

ことによって差別化をしていた、

そんな時代だったわけです。

ただ、

独立起業する人が増え、
あまりにもこの「専門化」が進み過ぎて、

市場のなかでのニッチ(すきま)を探す
ことが難しくなってきているというのが
今の現状だと感じてます。

コンサル、コーチ市場は、
相当に「成熟化」している
ということです。

つまり、
「ベネフィット」を
アピールする「だけ」で
見込客を集めることは
難しくなってきているわけです。

ここで誤解してほしくないのは、

「ベネフィット」が重要でなくなっている
わけではない
ということ。

これから市場がどんどん成熟化していく
流れのなかで、

こんな悩みや願望を持つあなたに
こんないいことがありますよ!

というメッセージは、

これまで以上に、
シャープに、明確に打ち出していく
必要があるんですね。

ただし、ベネフィットだけでは
差別化が難しくなっていくよという話です。

ベネフィットが必要じゃなくなる
ということを言いたいわけではないので、
そこだけわかっていただければと。

じゃあ、
これからの時代、いったいなにが
支持される鍵になってくるのか???

それが、金子が繰り返し強調している
「世界観」なんですね。

「世界観」というのは、

その人が醸し出す雰囲気やニオイ。

芸能界で言うと、
マツコデラックスさんは
強烈な世界観を持ってますよね^^;

著者でいうと、
本田健さんもそう。

ホリエモンもシャープな世界観を
放っていると思います。

最近だと、
キングコングの西野あきひろさんの
世界観は好きですね。

僕は起業してから、
売り込まない集客ということを
いい続けてきているんですが、

そのコンセプトがいいなと
思ってくれている人が、
僕のセミナーに来てくれているんですよね。

「金子さんはがつがつしてないから
そこがいい」

と言ってくださる人も多いです。

これが僕の世界観なのかもしれません。

この世界観が、
鮮明であればあるほど、
そこに惹かれて集まる
フォロワーも増えていくんですね。

では、
世界観を構築するにはどうすればいいのか?

ポイントをあげればきりがありませんが、
めちゃめちゃ重要なことを1つ言うとすれば、

それは、
あなた自身の「素」を出していく
ということです。

かっこよく見せようとしたり、

自分を大きく見せようとしたり、

他の誰かの真似をしたり、

自分以外のひとを演じようとしたりすると、

そのひとの世界観は隠れてしまうものなんですよね。

つまり、

世界観というのは、

「その人自身の自己表現」が最大化されたときに

立ち現れるものなんです。

でも、自分の素を出すって、
言葉で言うほど簡単ではないんですよ!!

例えば、
facebookに自分の考えてることを
書こうとするじゃないですか。

その時、
書きたい自分とは別に、
「書きたくない自分」が出てきませんか?

書いて反応がなかったらどうしよう、、、

変なコメントが来たらどうしよう、、、

これ書いたらどう思われるかなあ、、、

といった心理的なブレーキが
かかるときってありません?

または、
そもそも、自分がいったい
なにについてどう感じているのか
よくわからない、、、

ということだってあったりするわけです。

つまり、

「自分がわからない」

「発信するのが怖い」

という2つの大きな壁が存在するんですね。

なので、
あなたのフォロワーを引きつける
強力な世界観をつくっていくには、

「自分の主義主張、自分自身を理解する」

「発信する覚悟をする」

ということが最低条件になってきます。

ブログやfacebookを
毎日投稿してもファンが増えないという
悩みを持っている方は多いと思いますが、

僕はこの2つができてない方が
多いように思います。

もう1つ世界観をつくるうえで
大事な点があります。

それが「今の時代に合っているか」

つまり、「時代性」です。

今の時代に合っているというのは、
どういうことか?

すごく単純なことで、
共感してくれる人がいるかどうかです。

自分がどんなに大切だと思っていることでも、
共感してくれる人がいないなら、
それはただの独りよがりであって、
時代に合っていないということ。

多くのひとが共感してくれるのであれば、
それは時代に合っているということ。

コンサルやコーチ、セミナー講師といった
個人起業家がこれからの急激な時代の変化に
生き残っていくためには、

この「時代性」というのはめちゃめちゃ重要な
指標となると思います。

長くなったのでまとめますね。

まず、時代が変わってきていること。

市場が成熟していくなかで、
ベネフィットはこれからますます重要になるが、
ベネフィットだけでは人を
引きつけることができなくなっていること。

自分のフォロワーを増やしていくには、
世界観が大事になってくるということ。

世界観を作るには、

・自分自身を知ること
・発信をする覚悟を持つこと
・時代性に合った発信をすること

の3つが鍵となること。

こうした変化が起こっているなかで、
僕たちはその変化に合わせた
「リ・スタイル」をしていかないといけない
というのが僕の考えです。

「リ・スタイル」というのは、
僕の造語ですが、

新しい時代の波に乗るために、
これから来るトレンドを先読みして
これまでのやり方を変えること。

自分のこれまで慣れ親しんだ
スタイルを見直して、

なにを残し、
なにを手放し、
なにを取り入れるのか、、、

これを丁寧に仕分けをして、
これからの時代の変化に合わせ、
新たなスタイルへとアップデートする。

これが「リ・スタイル」です。

第一線で活躍している起業家を
見ていると、
この「リ・スタイル」が非常に上手。

同じやり方に固執せずに、
時代の波をうまく先取りして、
その波を上手に乗りこなしているんですよね。

大きく時代が変わるということは、
人々の価値観も変わっていくということ。

それはつまり、
これまで理解、共感されたメッセージが
これまでと同じように支持されつづける保証がない
ということ。

だからこそ、
時代の波を先読みして、
自分に合った「リ・スタイル」をする。

そして、
自分ならではの「世界観」を醸成し、
発信し、フォロワーを獲得していくこと。

こうした「世界観マーケティング」が
これから大きな鍵を握ると思っています。

そして、
これからの時代で活躍しつづける起業家になるためには、
もう1つ大事なことがあります。

今セミナーの業界ではここがおろそかになっている感が
強いです。

そのために信用を失って、
ブランドを自ら傷つけてしまっている起業家も
増えているなと思います。

いかに時代に合った魅力的な世界観を構築できても、
ここを失ってしまうと商売は一時的な繁盛にとどまり、
長く繁栄することはできない。

明日はそのことについて書いていきます。

 

では、今日も素敵な1日を_(‘-^*)/