500対20,000

金子です。
昨日は、
久しぶりに映画を観に行きました。
野村萬斎主演「のぼうの城」です。
なぜかずっと気になっていた作品で、
きのうようやく観に行くことができました。
でくのぼうの城主・成田長親が、
わずか500名の軍勢で、
迫り来る2万の石田三成軍を迎え撃つという物語です。
歴史ファンにはたまらない作品ですね。
この映画のみどころは、
これといって秀でたところのない男が、
いかに、
民の心をつかみ、
2万の兵に立ち向かっていくか、、、
その「転換」の場面ですね。
味方だけでなく、
敵の心まで掌握してしまう男に
「化けるシーン」です。
この難しい役どころは、
野村萬斎だったからこそ、
表現しえた、まさに「妙役」ですね。
まったくしまりのない顔をしていた男の「目」が
ギラリとした「英雄の目」に変わる瞬間が
たまりませんね。
「ぞくっ」としました。
役者というのは、
ほんとうに凄い芸を身につけているなと
つくづく感じますよね、、。
昔、
宮本武蔵が五輪書のなかで、
「刀を研ぐ」ことが大切だ
書いていますが、
役者というのは、
まさに、
自身の芸を磨きつづけた集大成が、
演技となって現れる世界なんですね。
これは、
映画や御芝居に限ったことではなく、
わたしたちのビジネスの世界にも
あてはまると思っています。
「刀を研ぐ」、、、
つまり、
「自分の専門性を磨く」
ということですね。
ただ、どこに向かって、
その専門性を磨いていくのかが重要です。
武士であれば、
「敵」に刀を向けるわけです。
御芝居なら、
「観客」に。
「誰に」という矢印が明確です。
では、
ビジネスとなると、
これがあいまいになりがちなひとが多いと
感じています。

「誰のために」
その刀を研ぐのか、、、

ここが定まっていないまま、
どんなに懸命に専門性を磨いていても、
それは相手に届かないんです。
どんなに勉強しても、、、
どんなに資格を増やしても、、、
それが、誰に向かっているものなのか、
そして、
それは相手のためになっているのか、、、
ここがずれているがゆえに、
顧客に気づいてもらえていない、
顧客に理解してもらえない、
顧客に買ってもらえない、
そういう起業家の方がほんとうに多いと
おもっています。
ラジオとおなじように
ここをちょっとチューニングすれば、
ビジネスというのはどんどん好循環にはいっていく。。。
そういうシンプルなものだとおもいます。
「のぼうの城」を観ながら、
そんなことを感じました。

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