アカデミー賞脚本家の頭のなかはどうな​っている?

アカデミー賞脚本家の頭のなかはどうな​っている?

金子です。

オースティン・クレオンさん(在米の作家・アーティスト)は、
『クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTSIT』の中でこう言っています。

「君が心から敬愛する人、1人だけをじっくりとかみしめよう。
作家、アーティスト、活動家、偉人。
誰でもいいから、徹底的に研究する。
そうしたら、その人が敬愛する人を3人探して、その3人を徹底的に研究する。

それをひたすら繰り返す。
なるべく遠くまで系図をたどっていくわけだ。
系図ができあがったら、そこに1本の枝を付け加える
ー 君自身の枝を。」

偉大なひとがどのようにして作られたか、
その源流をたどっていくということですよね。

にわかに有名になった著者ばかりに目移りするのではなく、
1人を追っかける。

そして、その源流をたどる。

そうすることで、自分もその系図になる。

世代を超えた師弟関係の系図を
じぶんが継承しているみたいな
感覚でおもしろいなって思いました。

最近のぼくの興味は、
「優れた企画」「優れたコンセプト」「優れたアイデア」
というのはどのようにして生み出されているのかということ。

というのも、
コンテンツ自体のコモディティ化が進み、
コンテンツビジネスの寿命が短くなってきているなかで、
選ばれ残りつづけるために必要なことが
「企画力」「コンセプトをつくる力」だから。

じゃあ、企画ってなんなのか?

優れたコンセプトってなんなの?

ヒットを生み出すひとたちはなにをどう考えているの?

ぼくの興味はそこに向いていて、
最近はクリエイター、デザイナー、アートディレクター、
ユーザーを夢中にさせている新進気鋭の会社の創業者
(スノーピーク、バルミューダなど)の本を読んでいます。

そのなかですごく共感しているのが小山薫堂さん。

彼の考え方がすごく好き。

計算していないように見せてものごと、
社会をものすごく洞察している本質を
見抜く力はほんとに素晴らしい。

「おくりびと」の脚本を手がけた時の
エピソードを読んで、
なんとも薫堂さんらしいとおもったことがあります。

薫堂さんは、引き受けたとき、
「よし、これで世の中をあっと言わせるぞ」
とは考えてなかった。

プロデューサーの中沢敏明さんに、

「うわ、やられた、、、
やっぱりこの人に頼んでよかった」

と言わせたい一心で脚本を書いたそうです。

このエピソードに薫堂さんの企画の原点を
見た気がします。

つまり、

・・・・・・・・・・・・・・
企画というのは、
世の中を動かそうという
「たいそうなこと」を
考えるのではない。

「対象となる人」を
どうやったら驚かせ、
喜ばせることができるか。

これを考えること。
・・・・・・・・・・・・・・

薫堂さんは、
「社会を動かす企画術」
という本のなかで、

「企画とはサービスであり、
サービスとは思いやり」

と書かれています。

ここでいうサービスというのは、
「親切心から生まれる行為」
というようなニュアンスでしょう。

企画の原点は、
「思いやり」のこころなんだ。

彼の仕事はすべてがここから
スタートしているんですよね。

そして、彼が書いているなかで
ここが大事だなと思ったのが、

「自分がつくったもの、
あるいは自分の作品によって、
人の気持ちがちょっとだけ変わる
きっかけになったらいい」

というところです。

「大きなことをするのではなく、
人の気持ちがちょっとでも変わる」
ことに全身全霊で取り組む。

これってすごいなって思います。

なぜかというと、

薫堂さんくらいの立場であれば、

「ヒットを生み出そう」

「世の中をあっと言わせよう」

という気持ちがあっておかしくないはず。

でも、そういうエゴを排除して、

「1人の人の気持ちが
ちょっとでも変わる」ことに

フォーカスを当てるわけですよね。

これって、やっぱり、
なかなかできないことだなと思います。

僕も新しい企画をするときには、

驚かせたい。

あっと言わせたい。

ムーブメントを起こしたい。

といったエゴにまみれますから^^;

でも、それだけを考えている企画
というのは、
ひとに伝わってしまう。

1人のひとの気持ちを動かせなければ、

多くのひとの気持ちを動かすことはできない。

ましてや、ヒットやブームを
起こすことなんて不可能なわけです。

薫堂さんの文章を読んでいると
社会やひとを見るその眼差しには、
いつも思いやりにあふれているなと思います。

それは、
普段から薫堂さんが、
ひとに対しても、
世の中に対しても、

「思いやり」の気持ちを
持っているからなんだろうな。

なんだか、
ひさしぶりに映画「おくりびと」を
観てみたくなってきました^^

そのひとの文章を読むだけで、

気持ちが軽くなったり、
暖かくなったり、
優しくなれる。

これが薫堂さんらしさなんでしょう。

そして、
多くのひとの気持ちをつかむ
企画の原点なんだと思います。

では、
専門家ビジネスをやっている
僕たちはこの話から
いったいなにを学べるのか。

まずは、

あなたが思いやりをもって、
親切にしたいひとが誰なのか、

その「対象となるひと」を
はっきりさせていくこと。

この「特定のひと」が
見えていなければ、

思いやりをもった仕事を
つくることはできません。

そして、
世の中をあっと言わせよう
というたいそうなことを
考えることはダメではないけど、

それだけでは人の気持ちは
動かないから、

1人の人の気持ちをちょっとだけ
変えるにはどんな企画がいいのか?

「このひとに頼んでよかった」
と思ってもらうためには、
どんな企画が考えられるか?

を考えること。

すごくシンプルなことだけど、
実際やろうとすると、
どうしてもエゴが先行しそうになるかもね^^;

でも、それもまた否定せず。

受け止めてあげましょう。

欲はなくならない。

でも、欲にまみれてはダメ。

欲を否定するのもダメ。

欲を理解してあげる。

そのうえで、
「世のため、ひとのため」を思い、

1人のひとの気持ちをプラスに転換する企画を練る。

「思いやりの連鎖」を起こすこと。

これが薫堂さんから学べるものなんだろうな。

では、また。

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