僕たちは集団催眠にかかっている!?

『世界観マーケティング』

金子です。
こんにちは!

体調についてご心配をおかけしておりましたが、
咳もだいぶ落ち着いてきました。

ただ声が出にくくなっていることもあり、
来週予定していたセミナーは止むを得ず
延期をさせていただくことにしました。

参加予定者、関係者の方には、
ほんとうに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

少しでも早く回復して、
ベストなものを提供していきたいと思います。

 

さて、先日、
読者の方からこんなご質問をいただきました。

「最近の配信でスピリチュアルなお話も
 よくお話されていますが、
 何かきっかけがあったのですか?

 以前の無料動画等を拝見して、
 かなり現実的なビジネス人間に見えていたのですが(*_*)

 悪い意味ではなく、
 そんな金子さんから発せられる話が、
 すごく分かりやすくて、丁寧で、

 もっと色んなお話してもらいたいと思っています。」

という内容でした。

実は、この質問には、
facebookのライブ配信で
お答えしていたのですが、

その内容がメルマガ読者のみなさんにも
なにかしら役立ててもらえるかもしれないなと
思ったので、

以下シェアさせていただきます。

↓ここから

最近の配信ではスピリチュアルなお話を
よくしているかもしれません。

でも
ジャンル分けのひとつとして
スピリチュアルというのはあると思うんですど
私としてはスピリチュアルをあまり意識せず
話しています。

とはいえ
目に見えない世界の話というのは
最近になってたくさん配信しているので
「金子さん何がきっかけだったのかな」
と思う方もいるかなと思います。

今日はそのきっかけが何だったのか
というお話です。

私は去年の前半から
自分と向き合う時間をかなりつくってきました。

一日のうち午前中の4~5時間は
片っ端から興味のある本を読む
ということをしていました。

ジャンルでいうと
歴史の本から始まって
仏教や禅の本、
心理学、宗教の歴史、ユダヤ教、脳科学、
ビジネス本もたくさん読みました。

スピリチュアル系の本も読みましたし、
ジャンル問わず読んでいました。

その頃、
私の中にあった「問い」は
結局のところ自分がこれから何をすべきなのか
というものでした。

これまでビジネス系の仕事をしてきて
マーケティング講座もやってきましたが
ずっと問題意識として感じていたのが

お金があっても幸せにはなれないな
ということでした。

だから、
月100万円稼げるよというような
それだけのビジネスって
やっぱりしたくないなと思っていました。

実際に私の起業塾では
精神面やマインドの話をしたり
朝の1時間半くらいは歴史の話をするというような
変わった塾でしたが

お金というパラダイムに毒されないで
自分の生き方をきちんとクリエイトする
ということをずっと教えてきました。

一昨年までは
私も大型のプロモーションを展開していました。

お互いにアフィリエイトという形で
自分のメルマガ読者さんに
その人たちの案件を紹介して
お互いに集客の手助けをするということを

多くのアフィリエイターさんたちと
チームを組んでやるというスタイルに
私も結構どっぷり浸かっていたし
周りでは当たり前のようにやっていました。

でも、
やっぱり正直おかしいぞと思ったんですね。

こんなやり方で何千万、
場合によっては
億の売り上げが起こるというのは
これはおそらく虚像だろうということは
薄々気づいていたんですけど

ある一件があって
完全に目が覚めましたね。

一昨年の私のプロモーション中の出来事でしたが
ある人からメルマガで
私のプロジェクトの誹謗中傷をされたんですね。

その時に
どうしてそんなことが起こってしまったのか
というのを考えたんですけど

当時はすごく感情的になってしまっていたので
自分にも責任があるんだな
くらいにしか思っていませんでした。

でも
どうしてこの出来事が起こったかということを
もっと大局から因果の法則の観点で見ていった場合に

いき過ぎた資本主義のパラダイムが
もう通用しなくなっているという
大局の流れがあるとしたら

私がやっていたプロモーションも
拡大し過ぎてしまっていて
その反動の揺り戻しというのが
エネルギーの原則から起こったのではないか
と思いました。

自分の実力や責任の範囲を超えて
拡大し過ぎてしまうと
実態とは違うエネルギーを使っているので
その反動というものが必ずきますよね。

それがきたんだなと
自己探求をしていく中で気づきました。

大局の流れの中での
反作用としてのしっぺ返し
という意味で考えたときに

マネーゲームというパラダイムの中で
自分が間違った方向にいっているぞ
ということを気づかせてくれた
お知らせ、レッスンだったというところに
着地したんですね。

そうしたきっかけがあって
様々な本をジャンル問わず読んで
自分と向き合う期間を
5ヶ月くらいやってきて
いき着くところにいったのは

仕事やビジネスというもの、
それすらもバーチャルな世界の話なのかなと
今では思うようになりました。

マトリックスっていう映画がありますが
何度みても傑作だなと思う作品で

あの映画では
人間が小さいブースの中に入れられて
脳の知覚をもとに現実を生きているという
錯覚をしているという世界の話ですよね。

自分は生きていて
肉体も自由に動かせると思っているけれど
実は脳の知覚を操作されているだけで
体は全然動いていなくて
VRな世界を現実だと脳が知覚している
という話なんですね。

あれは映画だからそういう設定なんだなと
思うかもしれないんですけど
もしかしたら私たちが
集団催眠にかかっていて
自分らしく生きているようなつもりでいるけれども

実はVRの世界に生きていて
これが正しいと思っていることも
実は信じ込まされていて

こうすることが人生の幸福である、
成功であるということをあてがわれて

催眠ガスみたいなものを
部屋で集団で浴びている。

それで
これが正しいという神話みたいなものを
一人一人が必死に生きているという
そういう世の中になっている可能性がある、
というパラダイムで見たときに

マトリックスで描かれていたあの世界と
自分たちが生きている世界は
すごく共通しているところが
あるんじゃないのって思ったんですね。

ニーチェについて去年から勉強していますが
ニーチェは、自分の主体性を失ってしまっている
現代社会に対して風刺をした人で
その一番の原因をつくっているのが
キリスト教だということで
キリスト教を批判した人として有名です。

でも、
キリスト教を批判することが
彼の目的ではなかったと思うんですね。

「神は死んだ」という有名な言葉を残して
彼は亡くなっていますが
その言葉がどういう意味かというと

宗教というパラダイムの中で
宗教信仰をすることで
主体性を失ってしまっていることに
気づこうよという意味で
神はもう死んだと言っているんですね。

彼はキリスト教を特定の対象としていましたが
私の解釈では
彼が本質的に言わんとしていたのは

信仰というものをもつことが
実は主体性を失わせると
暗に言いたかったのではないかと思うんですね。

例えば、
メンターという存在がいたとして
メンターが言ったことを全て鵜呑みにして
この人の言っていることは正しいから
全部その通りにやっていこうというのも
これも信仰なんですよ。

これは良いか悪いかという
議論ではないんですね。

人は誰かにすがりたくなったり
正しいものとか自分よりも強い人やものに
もたれかかりたくなるんですね。

自分なりの神話というものを
しっかりもっている方はいいのですが
自分の神話がないと
誰かの神話に乗っかろうとするんですね。

こうすると成功できるんだよという
ストーリーに乗っかろうとするわけです。

そうすると、
安心するし迷いもなくなるんですね。

この人についていけば
幸せになれるだろうという物語に
自分を置けるからです。

けれども、
その信仰をした瞬間に失うものがあって
それがニーチェがいう主体性なんですね。

自分というものを失ってしまう。

このようなことが
いまこの現代社会で
すごく起こっているなと思います。

特に日本という国は
特定の国家宗教を持っていません。

強い信仰を持つべき対象が
もともとないんですね。

だから、
自分の拠り所みたいなもの、
精神的な支柱が存在しないので
フラフラしてしまうんですね。

それで、
何を拠り所にするかというと
こうしたら人生安泰なんだよという神話、
子供の時から徹底的に刷り込まれた神話です。

催眠ガスを浴びているわけです。

偏差値で自分を評価したり
人と比較したりすることで
自分のアイデンティティを保ちます。

だから
カースト、ヒエラルキーを作りますよね。

学校の中でもヒエラルキーを作りますし
会社組織の中でもヒエラルキーを作ります。

そうして少しでも上のカーストにいこうとする。

上のカーストにいけばいくほど
自分は安心安泰なんだという
そういう神話があるわけですよ。

何かしらのそういう神話というものに
すがりたくなるんですね。

そして、この状態が
主体性を失ってしまっている状態です。

主体性がないからこそ
強いものや人より上に立てるポジション、
お金、パワーといったようなものが
欲しくなるんですね。

そのパワーにあたる代表例が
今まではお金だったというのがあって
資本主義がここまで広がってきたわけです。

ところが、
お金を手にしたときに
幸せがあるのかというと
そこは全く次元の違う話であって

お金があっても幸せにはなれない
という状態の人も実は多いです。

そういう人に私もたくさん会ってきましたが
ちっとも幸せそうに感じられないし
話していてもお金の話しかしない。

そのように
お金と幸せが比例しないということが
どうしても起こってしまう。

そういうことがきっかけで
去年はずっと
人間どうやったら幸せになれるのか
というテーマで
自問自答してたんですよね。

そして、
スピリチュアルな見方も
ひとつのパラダイムとして
取り入れてみたら

自分の問いに何かしらのヒントが
得られるのではないかということで
スピリチュアル系の本も結構読みました。

でも結局のところ
どんなパラダイムで見たとしても
エッセンスはほとんど変わらない
という結論になりました。

最近では
メルマガやfacebookでも
こんな話をすることが
増えてきたので、

僕がスピリチュアルな話を
よくするようになったと
感じさせているのかもしれませんね^^

哲学も宗教もスピリチュアルも
ビジネスの世界で活躍している人とか
アーティストとかアスリートとか
そういう人たちが言っていることというのも

違う角度からではあるんですけど
エッセンスはあまり変わらないなって思います。

ビジネスの問題を解くとき、

ビジネスの世界だけで考えると
見えなくなってしまうことも、

それ以外の視点を持つことで
途端に答えが出ることがあります。

だからこそ、
多くのパラダイムを
持ち合わせているといい
僕は思っています。

これからの時代の
重要なキーワードの1つ
間違いなく『主体性』だと
思っています。

主体性のあるリーダーたちが、
迷える個人を引っ張って
コミュニティを発展させていく時代です。

ノウハウやコンテンツだけを
発信しているだけでは
ひとがついて来ない。

そんな時代がもう始まっています。

 

ではまた!

金子

 

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