金子です。
こんにちは。
昨日は新宿のミニシアターに
ある映画を観に行ってきました。
僕は映画.comというアプリで
いい映画ないかなあと
よく暇つぶしに見ているんですが、
たまたま、
昨日の夜6時からだけ
やっている映画があって、
それがなんだかすごく気になってしまって、
観に行くことにしたんですね。
「光と血」という作品です。
昨年公開されたようなんですが、
そのときは全国で7館しか
上映されなかったようなので、
ぼくもまったく知らない作品でした。
最近はメジャー系の映画は
ほぼ見尽くしてしまっているので、
よく単館上映の
マニアックな作品を渡り歩いて
いるんですが、
今回の「光と血」は
まさに掘り出し物だったなと思います。
・・・・
藤井道人監督が、自身の原点に戻り、
長年撮りたかったテーマを完全自主映画体制で描いたもので、
被害者になった者、加害者になった者――
大切なものを失った彼らの運命が絡み合い、
交差し始める、喪失と再生の物語
以下引用
https://rockinon.com/news/detail/161187
・・・・
通り魔殺人、いじめ、強姦、人身事故など
突然の不幸に襲われた複数の登場人物が
家族を失った痛み、
加害者としての罪悪感に苦しみながらも、
新たな人生への一歩を踏み出していく
というストーリーです。
この映画を観て感じたのは、
ひとの人生というのは、
ほんの一瞬のできごとによって、
狂い始めてしまうんだということ。
究極的に苦しむのは、
家族や恋人、友人との
人間関係なんだということ。
被害者側に立ったとき、
相手への恨みや怒りが
生きるエネルギーになる代わりに、
いつまでも過去にとらわれ、
人生の時間が止まってしまうということ。
復讐や現実逃避ではなく、
現実を受け入れ、
相手を赦すことによって、
人生の時間が再び回り始めるということ。
そして、
どちらの選択をするのも、
すべてがその本人(個人)の意思に
委ねられているのだということ。
ほんとうにいろんなことを
考えさせられました。
特に印象に残ったのが、
人身事故で相手を死亡
させてしまった40代の男性が、
様々な葛藤を経て、
新たな人生を踏み出す準備が
できたときにこんな言葉を
口にしたシーンです。
「(人生は)ここから」
そう微笑を浮かべながら
心の深いところからくる気持ちを
吐き出し、自分に言い聞かせるかのように。。。
自分の再起動させた瞬間の
言葉です。
すごくいい言葉だなって
思いました。
「人生、ここから」
ぼくの座右の銘にしようかなと
思ってしまうくらい、
心に響いた言葉になりました。
上映後に、
藤井道人監督のアフタートークがあり、
この作品のエピソードを話してくれました。
これだけ素晴らしい作品ですが、
なんと結婚資金で貯めていたお金と
クラウドファンディングで得たお金を
合わせて350万円で作り上げた作品
だったということでした。
藤井監督はもともと
大学で脚本を学んで、
脚本家としてスタートしていて、
「光と血」の脚本も
藤井監督が手がけています。
ぼくは脚本が
しっかりしている作品ではないと
途中で現実に引き戻されてしまったり
することが多いんですが、
今回まったくそれを感じることなく、
どっぷり作品に入り込めました。
ぜひこの「光と血」は
DVDにしてほしいですし、
リバイバル上映もしてほしいなって
おもいました。
藤井監督の過去の作品も
観てみようと思います。
ビジネスをやっていると、
順調なときも、
苦しいときも
両方ありますよね。
僕の場合には、
苦しいときのほうが
もしかしたら多いかも。
でも、
どんなに苦しいときも、
今いるところが、
出発地点なんですね。
「ここから」
始めていくことが
できる、出発点です。
「人生、ここから」
なにを始めてもいいんです。
過去を捨てるでもなく、
なかったことにすることもなく、
過去も連れ添って、
歩いていけばいい。
昨日は、
そんな思いにさせてくれた
素敵な映画に巡り合うことができました。
これだから
映画はやめられないんですよね^^
では、また!
金子
※感想はこちら
https://goo.gl/nHrLxu
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