金子です。
少し前になりますが、
渋谷の小さい映画館で
「ソニータ」という映画を観ました。
アフガニスタンに生まれた女の子ソニータが
紛争でイランの叔母さんの家に
逃げてきているんですが、
夢がラッパーになることなんですね。
練習をして、友達と曲もつくり、
自分で歌詞も考え、学校の友達たちの前で
披露するほどラップが好きだったんです。
スタジオに行って録音した音源を
コンテストに応募したところ、
youtubeでアクセスが殺到。
すると、
アメリカの専門学校が
ソニータの歌う姿を見て、
彼女の才能に目をつけます。
そして、彼女のもとに、
「ぜひうちの学校で才能を伸ばしたい」
と連絡が入ります。
ソニータは
「信じられない!」と
大興奮です。
しかし、そんな矢先、
アフガニスタンにいる母親から
「ソニータ、結婚の話が来ている」
という電話が入ります。
アフガニスタンでは、
嫁いだ先からお金が貢がれる風習が
あるそうなんですね。
彼女の母親は、
そのお金を
息子の結婚資金に当てる
つもりだったのです。
ソニータは抵抗します。
彼女にはラッパーになる
という夢があったからです。
悩んだ末に、
彼女は自分の信念に従って、
1人アメリカに向かうんですね。
そんなストーリーなんですが、
彼女がまずぶち当たったのが、
アフガニスタンやイランという国では、
女性が歌うことがタブーとされる慣習でした。
しかし、彼女はそれに負けなかった。
次に、母親の願いに背き、
自分の意志を貫き、
アメリカに渡ります。
ソニータを突き動かしたものは
ラッパーになるという鮮明な「ビジョン」と、
自分はラッパーになれるんだ
という強い「信念」でした。
この映画を観ながら
思ったことがあります。
それは、
「できる」「できない」
という尺度ではなく、
「やりたいからやる」
という純粋な思いの強さです。
信念やビジョンこそが、
人の可能性を爆発させ、
一見不可能と思えるようなことも
可能にしていく熱源になる。
ソニータの生き様から
あらためてそんなことを
感じさせられました。
「できるかできないか」
を考えるのではなく、
ただ純粋に「やりたいからやる」。
ビジネスもおんなじだなって思いますね。
こんなことやっても
どうせ集客できないよな。。。
そう思ってしまったら、
いつまでも成功なんて訪れないわけです。
チャンスは誰にでも訪れる。
でも、待っていても、
そのチャンスをつかむことはできません。
人生迷っている暇なんてないんです。
人生待ったなし!
やりたいならやりたいようにやればいい。
ソニータの物語から、
自戒を込めて、
そんなことを思いました。
では、
また次回のブログで!
金子