金子です。
おはようございます^^
前回のブログでは、
ぼくたちがいかに
多くの常識に汚染され、
催眠状態になっているか
というお話をしました。
また、
劣等感によって、
自分の良さがわからなく
なってしまっている
ということにも触れました。
窓ガラスにスモークが
かかっていると、
ガラスの向こう側に
なにがあるのかわかりません。
それと同じように、
「自分は人よりも劣っている」
という劣等感は、
そのスモークと同じように、
自分の「光」の部分を
見えなくさせているんです。
劣等感や
リミッティングビリーフ(制限的な信じ込み)
などが「霧」に、
自分の可能性や潜在性が
見えなくなってしまっているんですね。
今日は、
ぼくたちが自分の天命や志に生きるうえで、
天敵となってしまう「常識」についてもう少し、
具体的な話をしたいと思います。
ここでいっている常識というのは、
わかりやすくいうと、
「たいていのひとにとって
当たり前になっている考え方」
です。
例えば、
「赤信号は渡ってはいけない」とか
「他人に迷惑をかけてはいけない」といった
社会的な道徳や法律もそうですし、
学校で習ったこと
親から教わったこと
など教育もそうですし、
社会通念や既成概念
業界特有のルール
一般的な成功法則
などもそう。
これらの「常識」が
ぼくたちの潜在意識に
刷り込まれているんですね。
これらの常識すべてが
天敵になるわけではありません。
ただ、
ぼくたちがなんの疑問も思わずに
受け入れてしまっている常識は
無数にあります。
例えば、
資本主義というシステムもそうですね。
ぼくたちは生まれたときから
資本主義経済でした。
だから、なんの違和感も
感じることはありません。
資本主義というのは、
「がんばったひとが報われる
自由で平等な社会」
と言われています。
でも、
この資本主義は
誰がなんのために
作ったのかというと、
実はそうではありませんでした。
ごくごく一部の特権階級のひとたちが、
未来永劫、自分の子孫たちが
豊かでいられるようにするために
つくられたという起源があるんですね。
それがエスカレートした結果、
リーマンショックが起こりました。
そして、今、
いきすぎた資本主義に、
違和感を感じている人が
増えていますよね。
これまでの資本主義システムは
まさに転換期を迎えようとしています。
既存のシステムに
疑いの目を向けてみると、
どうしてこうなんだろう?
これって変じゃない?
という違和感を感じることは
おもったよりたくさんあるはずなんですね。
資本主義の話は、
ちょっと大きな話ですが、
身の回りに視点を下げても、
常識をうのみにしてしまっていることは
たくさんあります。
例えば、
コーヒーチェーン業界について
見ていくとわかりやすいです。
20年ほど前までは、
ドトールやベローチェなどの
低価格路線のお店が多かったと思います。
店内も、隣の客席と近くて
けっしてゆったりできるは言えない空間でした。
その頃は、低価格でも、
回転率を上げて儲けるという仕組みの
ビジネスモデルが主流だったんですね。
居心地が悪ければ、
コーヒーを飲んだら、
すぐにお店を出たくなりますから、
回転率も上がるという図式です。
ここにスターバックスが
華麗に参入してきました。
スタバの戦略は、
今や有名になっていますが、
「サードプレイス」です。
「サードプレイス」
というのは、
文字通り「第3の居場所」ですね。
第1が家
第2が会社
その次に来る
「くつろげる居場所」を提供する。
これがスタバの理念であり戦略なわけです。
だから、空間が広々していて、
ソファーなどリラックスできる
インテリアを置いています。
長居をしても
嫌な顔されません。
ビジネスパーソンだけでなく、
学生や主婦やお年寄りまで、
幅広い方が利用しているのも、
そこが「くつろげる居場所」に
なっているからなんですね。
これまで、
低単価路線が常識だった
コーヒーチェーン業界に
華麗に風穴をあけたのが
スタバだったのです。
業界の常識にとらわれていたら、
スタバはここまで
巨大にはならなかったとおもいます。
これまでになかったカテゴリーを
つくって市場を作り出している企業のことを
「カテゴリーキング」と言いますが、
スタバはまさにカテゴリーキングですね。
他にも、
民泊という言葉にもなった
エアビーアンドビーなども
このカテゴリーキングです。
今急成長している企業というのは、
これまでになかったカテゴリーを
つくり出している企業が多いですよね。
まさに常識の枠を超えているわけです。
ただコーヒーチェーン業界の話も
ちょっと遠くてぴんと来ないかもしれません。
次回は、
もっと具体的な事例を紹介しながら、
「常識を疑う」ということに
迫っていこうと思います。
自分の天命をひもとく作業のなかで、
この「常識を疑う」ということは
ものすごく重要なステップになってきます。
そのためには、まず、
今自分がどんな常識に囲まれているのか
どんな常識と一体化し、うのみにしているのか
を考えていく必要があります。
ぜひ世の中にある常識を
積極的に疑ってみましょう^^
では、また次回のブログで!
金子