世の中には、
器用な人間と不器用な人間の
2種類の人間がいます。
僕はこの2つでいうと、
不器用な人間だと思っています。
子どものころから
人間不信、対人恐怖だったので、
ひととうまく関係を作ることが
苦手なんですね。
今もパーティとかは苦手です。
友達だってほんとうに少ない。
人脈を作るのも下手。。。
いい人そうに見えても
話してみると、打算的だったり、
その人の本性のようなものが
見えてしまったりすると、
付き合いたくなくなってしまうんですね。
どうしてもダメなんですよね、
本音と建て前をうまく使い分ける
器用なタイプのひとが。。
「このひとは信用できないな」って
思ってしまうんです。
どうして人のことが
こんなに信用できないのか
いっとき自分を責めてました。
でも、やっぱり、
自分に嘘はつけない男なんですね。
どうやら僕には正直に生きる
生き方しかできないようです。
だからあきらめることにしました。
胡散臭い奴は
胡散臭いし、
やっぱり好きになれないんだって。
人付き合いが苦手なのが
自分なんだって。
だから、
関係が続いているひとは
圧倒的に少ないんですね。
ぼくのような人付き合いが
苦手なタイプの人間は、
一般的にはビジネスに向いて
いない人間なのかもしれません。
もともと超ネガティブ人間で、
社会人のときは、
上司との関係でつまづき、
思いつめてうつ病になってしまいました。
人生に絶望し、
会社帰りに四ツ谷駅のホームで
自殺を考えたこともありました。
昔から、
生きている意味の実感がうすく、
自分は人とは違うし、
どこかで欠陥人間だと思ってきました。
今でも1人で真っ暗な映画館で
映画に没入する時間がないと
死ぬほどストレスが溜まります。
今ネットのなかで言われている
言葉でいえば、
「メンヘラ」カテゴリーに
属しているとおもいます。
そんなメンタル弱者で
人付き合いが苦手で不器用な僕が、
会社を辞めて成功する確率なんて
ほとんどなかったんじゃないかと思います。
でも、2008年に
独立してから9年
なんとか今のビジネスを
続けることができているんですよね。
かつて会社員だった頃の僕は
独立後の自分なんて
想像もできなかったと思います。
住みたかった場所にも住めてますし、
海外旅行だって行きたいときに
行けるようになりました。
ただ、独立してからずっと
順風満帆だったというわけでもありません。
2009年から2011年までは
「マグネット集客」というコンセプトが
受け入れられて
コンサルクライアントさんが
50人以上に増えるまでになりました。
その後、個別コンサルはやめて、
講座形式に移行して拡大をしようと
しましたが、
パートナー講師との関係にひびが入り、
やむなく閉鎖・・・・。
裏切られたという被害者意識で
悲しくてつらくて、
1ヶ月くらいなにも手につかない状態でした。
起業して初めて味わった
大きな挫折でした。
その後すぐに転機が訪れます。
2012年には、
三橋泰介さんに誘われて、
当時出始めたプロダクトローンチ型の
プロモーション手法を行い、
20万円の講座に160名が申し込んで
もらうという新しい世界を体験
させてもらいました。
この勢いに乗って
僕はこのあと売上至上主義路線に
ひた走ることになります。
ウェビナーで
コンテンツ販売するという
パターンが多かったですが、
一度のウェビナーで
1000万円の売上が上がることも
ありました。
100万円の講座も20名~30名
申し込みが入っていました。
そのほか、ジョイントベンチャーで
プロモーションを複数展開していきました。
売上はうなぎ登りに増えていきました。
数字が伸びていくことは
たまらなく快感でした。
当時、周りから見ると、
華々しく見えていたのかもしれません。
影響力のある人との交流も増えていました。
「リストホルダー」と呼ばれるひとたちです。
彼らと相互紹介できる関係を維持すれば、
自分のプロモーションを極めて有利に
展開していけます。
実際、多くのリストホルダーの方に
自分の案件を紹介していただき、
大きな結果を出すことができました。
ただ、
よく知りもしないコンテンツを
コピペ文で紹介するというのは
僕には苦痛以外のなにものでも
ありませんでした。
なので、
本当に自分に近い顔を知った方で
コンテンツに信頼ができると思ったものだけを
紹介するようにしていました。
コピペ文は極力使わず、
自分の言葉で紹介するように
していたんですね。
しかし、
それでも自分の心のなかにある
モヤモヤはなくなりませんでした。
そのメリットは計り知れないものが
ありました。
とはいえ、
一度でもその恩恵を受けてしまうと、
彼らとの関係を断つなんて
考えられなくなっていたのです。
彼らの協力が得られなくなったら、
売上が大きく落ちることは
目に見えていましたから。
ただ、このあとすぐに僕はプロモーションから
距離を置かなくてはならない状態になるんですね。
当時はビジネスは順風満帆。
しかし、その一方で、
プライベートでパートナーとの
関係が悪化してしまっていました。
メンタルが弱い僕は、
無力感を感じ、自分のを責めてしまい、
ビジネスどころではなくなっていたのです。
大規模なプロモーションをするには
相当なエネルギーが必要なんですが、
とてもそんな余力は残っていないほど
消耗してしまっていたんですね。
そして、
それまで主力のサービスであった
起業塾を一時的にストップすることに
したのです。
それからの2年ほどは
プロモーションから
いっさい身を引き、
2社のプロデュースコンサル
だけを行なっていました。
そのときにお手伝いしていたのが、
白石慶次さんです。
「じぶんブランド革命プロジェクト!」
のコンセプトメイキングから
世界観構築、ビジネスモデル、
説明会のコンテンツ設計などを
コンサルさせてもらっていました。
この「じぶんブランド革命プロジェクト!」は、
今では年商2億円に届く勢いで拡大しています。
白石さんの講座に受講した方のうち
3割から4割は、
「じぶんブランド革命」という言葉に
ぴんと来て申し込みを決めているようです。
内容としては、
コーチングビジネスで稼げる講座なのですが、
世界観を全面に打ち出したコンセプトにすることで、
講座の集客力が5倍以上になって広がっているんですね。
世界観マーケティングは、
このプロデュースのときに
形になっていったといってもいいかなと
今では思います。
さて、
この時期、売上ベースでは、
プロモーション時代の半分ほどに下がっていました。
収入も下がりましたが、
僕が苦痛だったアフィリエイトを
しなくて済んだことで、
気持ちとしてはスッキリしていました。
好きなひとのプロデュースに
どっぷりエネルギーをかけるという
スタイルはとても心地がよかったんですよね。
また時間だけは有り余るほど
ありました。
1週間にアポイントが2件だけで
あとは完全にフリーだったのです。
パートナーとの関係は
終止符を打ち、
精神的にはどん底でしたが、
ハワイに1ヶ月滞在したり、
毎日映画館に行ったり、
漫画喫茶に入り浸ったり、
好きなことを楽しんでいました。
それでも、
なにかが足りない・・・・
という感覚がなくならないんですね。
こんなに自由な時間とお金があるのにです。
そのときに、
どれだけお金と時間があっても、
やりがいのある仕事がなければ
幸せではないんだということに
ようやく気がついたんですね。
そこで原点に立ち戻って、
再びRISEをやろうと決めたんですね。
もう一度、
大きく拡大展開しようと思ったわけです。
そして、昨年、2年ぶりに、
起業塾RISEを展開するために
プロモーションを行うことになります。
このとき、
またかつてお世話になっていた
「リストホルダー」の方に紹介を
お願いしていったわけですが、
また以前のように「モヤモヤ」が
発動してくるんですね。
お願いすれば紹介してくれる人は
20名以上はいました。
そして、実際に、
お願いもしました。
当然、たくさんの方が、
無料のプログラムに登録して
くださいました。
紹介経由では
2000名くらい登録を
いただくことができました。
しかし、
プロモーションが終わったあとに、
調べていくと、
この2000名のなかで
実際にRISEまで受講された方は
ほんの数名だったのです。
高いアフィリエイト報酬を払い、
ここまでストレスを感じながら、
これだけの結果なのか・・・。
僕はこのときある意味で
納得することができました。
このやり方は
僕には合わないんだ・・・・と。
これまで効果があるから
モヤモヤとストレスを感じながら
やっていたものではあったのですが、
ようやくあきらめがつきました。
これまでおつきあいしてきた
「リストホルダー」のひとたちとも
距離を置き始めました。
そして、メルマガでも、
アフィリエイトはしないという
宣言をしたのです。
その後も、
僕に紹介をリクエストしてくるひともいましたが、
すべて断ってきました。
そのうち、誰も、
僕に紹介を頼んでくるひとはいなくなりました。
同時に、ぼくのことを
紹介してくれる強力なリストホルダーも
いなくなったということになります。
これはビジネス上、
相当大きな損失でした。
でも、
よくわからないコンテンツを
メルマガ読者に紹介することは
もうできない。。。
そこまで思いが募ってしまったので、
もうあとに引き返すことはできませんでした。
自分をこれ以上
あざむくことはできなかったのです。
もう1つ、
僕がアフィリエイトをやめるきっかけになった
できごとがありました。
ある起業家から、
僕のプロモーション中に、
誹謗中傷の記事をメルマガに書かれたんです。
僕のプロモーションのやり方にも
原因があったのだと思いますが、
近しいひとからの
強烈な批判だったので
ただただ驚くばかりでした。
その時、
共通の知り合いには
心配をかけてしまいました。
それから数ヶ月間、
なにがいけなかったのか、
僕なりに自問自答しました。
そして、
1つの結論が出たのです。
僕は、
売上に目が眩んで
大事なものを見失っていたんだと。
売上拡大主義に再び
立ち返ってしまったことで、
お客様を第一に思うという
根本のところが揺らいでしまっていたんだと。
批判記事は、
その反作用として、
「手痛いしっぺ返し」となって
現れた現象だったのだと。
批判してきたひとは彼でも彼女でも
誰であってもよく、
たまたまそのしっぺ返しの代理人として
その役割を演じただけなのだと。
「お前は、
道を踏み外しかけているぞ」
と大いなる存在が気づかせるために
もたらしてくれた試練だったのだと。
そのできごとが
ぼくに大事なことを気づかせてくれました。
そして、
ぼくにとって大きな転換点と
なりました。
ぼくは決して、
プロダクトローンチという
プロモーション手法を
否定しているわけではありません。
ぼくには合わなかった
ただそれだけです。
そして、ぼくと同じように、
「違和感」を感じているひとが
確かにいるし、
その数は増えていると感じています。
少なくともぼくの周りには、
拡大主義に違和感を感じ、
自然発生的に広がるコミュニティ型の
マーケティングを好む方たちが
増えてきています。
ぼくはその自然発生的に広がる
中心にあるものとして「世界観」
というものを打ち出してきました。
確かに、
大型のプロモーションをすれば
短期的な売上は見込めます。
しかし、
急激に熱した水が、
すぐに冷めてしまうように、
ノウハウを得て満足するひとたちは
すぐに離れてしまいます。
消費されて使い捨てされてしまう
消費財と同じです。
そこには広がりに限界があります。
常に新しい見込客を増やしつづけて
いかないといけません。
そのための広告費も
ばかになりません。
大型のプロモーションとなると
莫大なコストがかかります。
当たればよいですが、
外してしまった場合の
損失は計り知れません。
これからの時代は、
いっときの売上よりも、
「ライフタイムバリュー」を
高めていくことが大切です。
「生涯顧客価値」ですね。
一回講座に参加してもらうだけでなく、
そのあとも参画してくれる機会や商品
場所をつくっていくことが大切です。
ビジョンに共感し、
長くいっしょに成長できるビジネスが
これから伸びていくビジネスになると思います。
損得のパラダイムではなく、
成長貢献のパラダイムのビジネスや
世の中をよりよくしていくビジネス
が伸びていくと思っています。
迷い多き時代、
ビジョンや思想、哲学を示し、
世界観を見せていくことで
迷いのあるひとに道を示せる
リーダーが求められていく時代です。
ビジネスである以上、
利益が必要です。
だから儲けをしっかり出すモデルを
つくることは大前提。
そのうえで、
自分の世界観を大きく展開し、
世の中を変えていくビジネスをつくる。
社会を変革するリーダーであり、
稼げる起業家でもある。
僕はこれから
そんなリーダー起業家たちが集まる
共同体を作りたいと思っています。
そのために、
来年から新しく生まれ変わった
RISEをスタートさせます。
このプロジェクトで
将来世の中をリードしていく
人材を育てていきます。
今月プロジェクトの
概要をお知らせし、
メンバーの募集をかけていきます。
徹底的にマインド面を
鍛えあげるプロジェクトに
していこうと思っています。
ただ今回は少人数でやります。
密に関わりたい
という強い思いがあるためです。
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