B.N.『あなたの志命について考える時間を持っていますか?』

金子です。

 
9月16日から9月24日にかけて
遅い夏期休暇をいただいています。
 
 
その間、
過去のメルマガバックナンバーから
1話ずつ厳選してお届けしていきますね!!
 
 
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■ VOL.263 2011.6.17■
「あなたの志命について考える時間を持っていますか?」
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太平洋戦争が勃発したとき、
 
想像を絶するような悲劇に巻き込まれたのが、
 
アメリカに住んでいる日系移民のひとたちでした。
 
 
移民当初、
黄色人種としての激しい差別を受けながらも、
いっしょうけんめいに働き、アメリカに貢献することで、
ようやく日系移民としての居場所ができた。
 
 
その子供である日系二世のひとたちは
日本人の血が流れてはいるものの、
アメリカ国民として、アメリカに忠誠を誓い、
アメリカ人として生きていた。
 
 
そんなとき、
真珠湾攻撃が起こってしまう。。。
 
 
そして、
日系アメリカ人たちは、
敵国人種として強制収容所に連行され、
戦争が終結するまで、
過酷な収容所生活を余儀なくされました。
 
 
 
収容所生活で日系人を苦しめたのが、
 
・アメリカ人として忠誠を誓うか?
 
・アメリカ人として敵国日本と闘えるか??
 
という2つの質問に答えなければならない誓約書でした。
 
 
NO、NOと答えることは、アメリカを敵とみなすことになり、
生きていける保証がない、まさに究極の選択。
 
 
この質問への答えが、
悲劇の幕開けとなり、
家族がばらばらにひきさかれた1つの壮大な物語があります。
 
 
 
山崎豊子さんの『二つの祖国』です。
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全4巻に渡り、
 
太平洋戦争時代に、
日系アメリカ人のひとたちが
味わった悲劇の体験を物語った
長編小説です。
 
 
 
山崎さんは、
 
あとがきのなかで、
 
この『二つの祖国』を書くにいたった経緯を
書かれています。
 
 
それを読んだときに、
思わず胸が熱くなりました。
 
 
 
山崎さんが
ある講演がありハワイに行ったときのこと。
 
 
日系アメリカ人の方と出会い、
当時の強制収容所の話を聞いたそうです。
 
 
そして、
興味を持ち始め、いろいろと調べていくうちに、
それまでは頭での知識でしかなかった
戦争時代の悲しい過去がまざまざと
つきつけられた。
 
 
 
これは、
わたしが伝えなければならない。
 
 
そう思ったといいます。
 
 
しかし、
いざ始めていくと、
あまりにも膨大な資料との戦いが
待っていました。
 
 
アメリカに渡り、
当時の記録を探すが、
非公開文書となっていて、
真実を突き止めていく作業が難航します。
 
 
ワシントンの州立図書館で
たまたま公開になっていた資料を見つけ、
日本語に翻訳しながら、
記録に残していきました。
 
 
 
ときに、その情報の量に圧倒され、
なんども挫折しそうになったということです。
 
 
そして、
2年という長いリサーチの歳月をかけて、
ようやく執筆を開始します。
 
 
連載は、
3年にわたって続きました。
 
 
 
金子は、「白い巨塔」以来、
もともと山崎豊子ファンで、
たまたま書店で見つけて買ったのが
この『二つの祖国』でした。
 
 
東野圭吾や伊坂幸太郎などの
ミステリー小説をよく読んでいましたが、
そのときは、「こってり」とした重量感のある小説が
読んでみたかったんですね(*^.^*)
 
 
読み始めてみると、
止まらなくなり、2巻まではあっという間に
完了。
 
 
しかし、
その先になると、
極東軍事裁判の話となり、
かなりの重みのある内容になっていきました(^_^;)
 
 
その後、
ばたばたしていたこともあって、
ここ数ヶ月はまったく読めていませんでした。
 
 
おととい最終巻を読み終えて、
感じたことですが、
 
 
「偉大な作品は、
 強い理由のもとに生まれる。」
 
ということでした。
 
 
 
山崎さんは、
取材のために、
日系アメリカ人のもとに何度も足を運んだといいます。
 
 
そして、
英語の文書を、日本語に翻訳しながら、
真実をつきつめていきました。
 
 
膨大な資料に何度も何度も
負けそうになりながら。。。
 
 
 
それでも、
作品を書き続けることができたのは、
 
戦争時代に
二つの祖国を持った悲しい日系移民の
「真実を知った」からだと思うのです。
 
 
知ったからには、伝えなければ。。。。
 
 
この壮大な作品が生まれたのは、
この一点の理由があったからなのだと思います。
 
 
 
その理由というのは、
 
「理屈」ではなく、
「感情」から来るものでしょう。
 
 
 
「なんとしてもやらなければ!」
 
その想いこそが、
山崎さんが壮大な志事を成し遂げた原動力に
なったのだと思います。
 
 
 
やはり、
人を動かすものは「感情」の力なのでしょう。
 
 
これは、ビジネスに置き換えても
まったく同じことが言えるのではないかと
思います。
 
 
「目標」と書いて「感情」と読む。
 
 
感情を伴った目標こそが、
大きなビジネスを生み出すのだと思います。
 
 
『二つの祖国』を読み終えて、
自分の志命について、あらためて考えさせられました。
 
 
わたしがこの志事をやっている理由はなんだろうか?
 
わたしが成し遂げたいことはなんだろうか?
 
それはだれにとってどんな意味があるだろうか?
 
 
 
人の持つハカリシレナイ可能性を、
特大の風船のように広げたい。。。
 
 
そのために、
 
ビジネスによってひとの役に立ち
喜ばれることで自分に自信を持てるようになる。
 
そして、
自らの可能性に気がつき、
成長への挑戦をつづけることで
ビジネスも広がっていく。
 
ビジネスを持つひとりひとりに
こんな変化が起こったら素敵だなあと思う。
 
 
そして、
その循環の鍵となるは、
やはり「集客」の部分です。
 
 
だからこそ、
「集客」で悩んでいるひとたちの役に立ちたい。
 
 
これがわたしの願いでもあり、
志命です。
 
 
あなたが今の仕事をやっている理由
はなんですか??
 
 
(バックナンバーはここまで)
 

 

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集客プロデューサー
高額ビジネス構築の専門家
株式会社ATLUCK 代表取締役 金子欽致
 
 
 

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