B.N.「ぼくが親父を恨んでいた理由」

金子です。

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■ VOL.608 2012.8.29■
「ぼくが親父を恨んでいた理由」
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昔、ぼくが子どもだったころ、
うちはそば屋でした。

共稼ぎだったので、
学校から帰っても
ひとりぼっちでした。

姉はいつも友達と遊んで
夕方になるまでずっと
ぼくひとりでゲームをしていたんです。

お店は土日も営業だったので、
ぼくが休みのときも
両親は働きづめでした。

その代わりに
おばあちゃんが
いつも一緒にいてくれたんですね。

母は夜になると
ごはんを作るために
家に帰ってきました。

そんなわけで、
ぼくは子ども時代、
父親のことを憎んでいたんです。

当時はなにもわかっていなかった。

独立して初めて、
稼ぐことの大変さを知ったのです。

1円を稼ぐこともままならないのです。

そのとき気がついたんです。

おやじもきっと、
死ぬ思いで稼いでいたにちがいないと。

ぼくらこどもたちを食わせるために。

けっして裕福な暮らしはさせられないけど、
せめて娘と息子が食いっぱぐれないように。。。

夕方一番店が混み合うときに、
家に戻らなければならなかった母親は
いったいどんな気持ちだったんだろうか。

自分が食えなくなってはじめて、
親がどれだけ自分のことを
懸命に育ててくれたかがわかりました。

ああ、僕はこんなにも
愛されていたんだなと。

そう思った瞬間、
おもわず嗚咽しそうになるくらい、
涙がこみあげてきました。

ぼくはその涙をこらえることが
できませんでした。

こどものときは、
なんにもわかっていなかったんです。

親の気持ちなんて、
まるでかんがえていなかったんです。

自分のことしか
かんがえていなかったんですね。

心理学では、
思考の盲点のことを、
「スコトーマ」といいます。

当時のぼくは、
完全に「スコトーマ」のなかにいました。

自分以外は、
見えなくなっていたのです。

ただ、寂しくて、
かまってほしくて、
でも、かまってくれなくて。

それで、父親を恨んでいたのです。

自分が稼げない状態になって
はじめて、
稼ぐことのむずかしさを知り、
両親の苦労を知ったのです。

そして、
親父を許せたのです。

実は、この「スコトーマ」は、
いたるところにあります。

ビジネスにも
「スコトーマ」があります。

顧客ではなく、
自分に矢印が向いている状態ですね。

この「ビジネススコトーマ」
はまっていると、

自分の好みを
顧客に押し付けようとしてしまうのです。

例えば、
ブログのタイトルだったり、
セミナーのタイトルだったり、
商品名だったり。

僕はハワイフリークなので、

ブログを始めたときのタイトルは、

「ハワイ大好き情熱系セミナー職人のブログ」でした。

今おもいかえせば、
ほんとうに恥ずかしいタイトルをつけたものだと
おもいます。

完全に、自分矢印ですね(>_<)

まったくアクセスが上がりませんでした。

当然ですよね。

これじゃ、誰にとって、なにが得なのか
まったくわかりません。

誰の悩みを解決するのか
まったく伝わりません。

これが、
「ビジネススコトーマ」
の典型的なパターンですね。

その後、
「あなたのセミナーを満員御礼に!
 売り込まずに引き寄せるマグネット集客法」
というタイトルに変更してから、
大きくアクセスが上がりはじめました。

自分がいいとおもうものは、
誰にとっていいものなのか。

これを徹底して問う必要があります。

自分にとっていいものが、
顧客にとっていいものなのかは
まったくの別物です。

顧客志向というのは、

自分矢印を捨て、
相手矢印になることです。

ただし、相手に迎合するものではありません。

あくまでも、
自分の貫きたい想いやこだわりや
志命やビジョンにもとづいたビジネスであるべきです。

ただ、
自分の想いを押し付けても、
相手は受け取ってくれません。

相手にとってのメリットや、
相手にとっての得やプラスとなるものを

それを欲しがっている人の目の前に差し出すこと

が重要です。

自分の視点と顧客の視点、

この視点移動を自然とできるようになっているひとが、
結果を出し、ひとよりも大きく稼げています。

これは稼いでいるひとたちを見ても
間違いありません。

まずは、
自分矢印になっていないか、
あなたのブログのタイトル、記事の内容、
名刺、HPのデザイン、商品名、プレゼン資料
クロージングトークなど、
あらゆることをチェックしてみましょう。

それではみなさん素敵な1日を!

(バックナンバーはここまで)

 

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