『独立起業で苦しくなったときの処方箋』

金子です。

ずいぶん前ですが、
クライアントさんたちと
グループコンサルを
していたときのことでした。

クライアントのKさんが、
突然無言になり、
ついには泣き出してしまったのです。

Kさんは、
シングルマザー。

これまで苦労の連続でしたが、
めげずにその困難を
乗り越えてきた頑張り屋さんでした。

グループコンサルでは、
Kさんからビジネスの方向性について
相談があったのです。

なんでも、
それまでやってきた自分のビジネスとは
大きく路線変更をすることになるので、
果たして自分にできるのか?

急に路線を変えて、
周りにどう映るのか?

そんな思いが頭をよぎって、
踏み切れない・・・

といった相談だったんですね。

僕はこういう迷っている
クライアントさんに対峙するときは、
その迷いがどこから生まれているのか。

どの程度迷っているのかを
感じ取り、

その迷いが、
自分を守るためのものだと
感じたときは、

そのクライアントさんに
敢えて突き放すという手段を
とることがあります。

「Kさん、
やりたくないのであれば、
そこまでしてやらなくても
いいのではないですか?」

Kさんは少し微笑を浮かべながら
「いえ、やります。」
と即答しました。

しかし、その返答には
どこか頼りなく弱気な感触があります。

どこか無理しているように
思えたんですね。

そのことをKさんに伝えると、
見透かされたように感じたのか、
一瞬無言の時間があり、

その後、
正直決めきれてないと吐露。。。

「頭で無理やり決めても、
あとで立ち止まってしまいますよ。」

すると、Kさんは、
「わかりました。向き合って考えてみます。」
という返答。

Kさんは根っからの頑張り屋さんなので、
おそらく今回も1人だけで考えて結論を
出そうとするだろうと思いました。

そこで、Kさんに尋ねました。

「Kさん、
1人で考えようとしていませんか?」

すると、
図星だったのでしょう。

Kさんは無言に・・・・。

僕は続けて、こう聞きました。

「Kさんは、人に
”助けてほしい”と
言ったことはありますか?」

Kさんは無言のまま・・・。

しばらくして、

「・・・ありません。」

と答えるKさん。

そして、静かに、
涙を流し始めたのです。

Kさんは、
助けてほしいと思うときがあっても、
助けの求め方がわからなく
なってしまっていたそうです。

苦しいときに
人に助けを求められない・・・

これは、
困難にぶち当たったときに、
自分1人で乗り越えてきた
Kさんのような
頑張り屋さんタイプに多いんですね。

Kさんは、
その後、仲間に自己開示をし、
仲間の力を借りて、
自分のテーマと向き合い、
乗り越えていきました。

そして、
ビジネスも軌道に乗り、
たくましい起業家へと
成長を遂げていったのです。

人の問題を取り扱うよりも、
自分の問題を取り扱うほうが
難しいことがあります。

それが、自分の人生のテーマであったり、
ルーツにまつわることだったり
過去の痛みやトラウマが大きければ大きいほど
その傾向は強くなるんですね。

また、子供の頃、
「自分のことは自分で解決しなさい」
「自分で考えなさい」
と言われて育った人は、
人の力を借りることが
苦手な人が多い傾向があります。

こうした深いテーマと
向き合うときの処方箋は、
1人で抱え込まないこと。

信頼できる人に頼ること。

自分の弱さ、
自分の限界を受け入れて、
人に頼り、
人の力を借りて
自分の問題を乗り越えること。

そんなシンプルなことで、
どれだけ生きやすくなるか。

ビジネスには孤独がつきものです。

だからこそ、
人との関係性が必要なんですね。

自分1人で解決できないときに
助けを求められるひとがいるかどうか。

信頼とは、
信じ、頼れる人と書きます。

苦しいときは、
信頼できる人に頼っていいんですね。

人間は1人では
生きていけない生き物なのだから。

 

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