『正解探しをやめてみる』

金子です。

昨日は前職時代の恩師と
新橋で飲んでいました。

詳しくはあとがきで・・・

 

今日も読者の方のご質問に
お答えしていきますね。

□■□■ Question(質問) □■□■

現在ボディメイクトレーナーとして 
脳とこころとカラダを元気にする活動を行っています。

ピラティスをメインに今までに学んできた胴体力、ボディワーク、ストレッチ、フロアーバレエなどを取り入れていますが、

ターゲットが20代~80代と幅広く お子様からサラリーマン、お母さん、高齢者に対応して臨機応変に行っています。

2015年より社団法人を立ち上げ、脳とこころとカラダに働きかけるメソッドの認定インストラクターを養成予定ですが、いまひとつ軸がはっきりしていないようで悩んでいます。。

ボディメイクトレーナー Hさま

□■□■ Answer(回答) □■□■

軸がはっきりしないということですが、
その理由はシンプルです。

ターゲットが広すぎること。

これはHさんもわかっているかと
おもいます。

「ニッチ市場で1番になる」
^^^^^^^^^^^^^^^
これがスモールビジネスの定石ですよね。

ですから、まずは、
ターゲットを限定することを考えましょう。

「ターゲットを絞り込め」
ということはよく言われることですが、
これがなかなか難しい。

絞り込むと、
お客様が減ってしまうのでは?

これまで来てくれていた方が
来なくなってしまうのでは?

そんな不安が去来するからです。

この不安はよくわかります。

ぼく自身も、
起業当初ターゲットを絞ることに
ものすごい恐怖を感じていました。

ただ、
こう考えてみてほしいのです。

————————————————————————————-
ターゲットを絞り込んでいない状態というのは、
お客様にはどう映っているのか?
————————————————————————————-

つまり、あなたの存在は、
どんなふうに認知されているのか?

ということ。

なにに強い人なのか?

この人はなにが専門なのか?

何屋さんなのか?

こうしたことについて
あなたが説明しなくても、
名刺やHPや看板を
読めばわかってもらえるかどうか?

××さんといえば、
●●だよね
●●については、
この人に頼めばOK

と思ってもらえるかどうか?

お客様のこうした疑問に答えるもの、
それがUSPです。

ターゲットを限定しない場合、
誰にとって価値あるものなのかが
ぼやけてしまうんですね。

ターゲットを絞り込むとは、

————————————————————————————-
誰にとってのナンバーワンになりたいのか?
————————————————————————————-

この質問に、
明確に答えることです。

それ以外の方は、
たとえこれまで幅広い方が
来てくれていたとしても、
「二の次」と考えることなんです。

「オンリーユー」(たった一人のあなた)
と「エトセトラズ」(その他大勢)を
切り分けてみるということです。

正解は1つじゃない。

いくつもあります。

実験だと思えばいいんです。

やっていくと、
だんだんとわかってきます。

ずれていたら、
軌道修正すればいい。

そうやって、
自分にとってど真ん中のお客様を
探していくんですね。

正解探しをやめると、
行動力がつきます。

外側に正解を探すのではなく、
自分の内側にある決断を探すこと。

決断することが
起業家にとって
もっとも大きな仕事です。



USPについて、
質問を受け付けています。

「肩書きの作り方を
 教えてください」
といった一般的な質問ではなく、

できれば、
あなたの今の現状を詳しく
書いてください。

http://goo.gl/n3Qp7w

 

 

あとがき

前職時代の恩師のFさんと飲んでいて
印象的だったセリフがありました。

Fさんは、
当時ぼくの上司だったわけですが、
上司としての自分のことを
「自信がない」と言っていたんですね。

Fさんはぼくにとって
紛れもなく素晴らしい上司でした。

それでも、本人は、
「自信がない」と。

そして、
次のように言いました。

「自信がない。だから、
 部下に押し付けることはしなかった」

優秀なひとほど
「自信がない」という言葉を
口にするんだなと思いました。

くまもんをデザインした
水野学さんも同じようなことを
言っていますよね。

「自分は自信がない。
 だからできる限り多くの案を出す」

と。

くまもんも、
何千パターンも案を出し、
そこから1つを選んだそうです。

といっても、
ほんとうは自信が
あるんだと思うんですけどね^^

その強い自信があるからこそ、
妥協せず、最上のものを出すまで
やり切れるのだとおもいます。
 

Fさんと二人で飲むのは
実は昨日が初めてです。

こうして時を経て
昔の恩師とお酒を
酌み交わせるというのは、
このうえなく贅沢ですね。

 

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ご回答いただいた方には、、、

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株式会社ATLUCK 代表取締役 金子欽致