金子です。
ホリエモンが近畿大学の
卒業式でしたスピーチが
話題になっているので、
僕も今朝、
見てみました。
こちらのスピーチです。
https://youtu.be/2DTyHAHaNMw
聞きながら、ほんと、
いいスピーチだなって
おもいました。
こういうととても
上から目線ですが、
なんだか、
「角が取れた」
という印象で、
好感が持てましたね。
堀江氏は、
過去を美化したり、
自慢話をすることもなく、
卒業生に向けて、
伝えたいことだけを
伝えているなと思ったんです。
有名人で、
自慢話をする人は、
正直僕は好きじゃない。
そこに、
「どうだすごいだろ」
という強烈な優越感と
「認めて認めて」
という強烈な承認欲求を
感じるからだと思います。
自分の話したいことを
話すのは、
誰だってできます。
でも、
相手の聞きたいことを
話せる人は
ほんとうに少ない。
会話と違って、
スピーチになると、
相手は黙ってきいているので、
自分だけがしゃべり続ける
しかないわけです。
ということは、
スピーチで話す内容を
準備するというのは、
とても大変な作業です。
というのも、
聞き手が
なにを聞きたいのかを
想像する必要があるからです。
聞き手の欲求を
とらえ間違えってしまえば、
そのスピーチは、
的外れのまま終わっていきます。
まさに、
話し手と聞き手の
「２つのトンネル」
ができあがってしまうわけですね。
ホリエモンはこのスピーチに
相当な準備をして
臨んだんだろうなとおもいました。
それは、
話の構成を見ていると
わかります。
全部で１６分ほどの
スピーチですが、
前半で話しているのは、
「危機感」を認識しよう
ということ。
IT技術の進歩によって、
アフリカの奥地にいるような人たちも
インターネットで
最先端の知にアクセスできるようになり、
僕たちは世界中の優秀なひとたちと、
競争していく時代に入ったんだ。
人が敷いたレールに乗っていたら、
取り残されるんだ。
そうやって
このままでいることの
「危機感」を想像させています。
このままではどうやらまずいらしい・・・
そういう危機感が芽生えてはじめて、
「じゃあ、どうすればいいんだ？」
という渇望状態が生まれますよね。
当然、続きが知りたくなります。
そこで、
ホリエモンがこう展開するんです。
未来なんて予測できないと。
誰も、１０年前に、
スマートホンでLINEをしている
なんて想像できなかったと。
人は５年先の未来も
予測なんてできないと。
だから、
今を集中して生きろと。
ディテールまでは
書きませんが、
つまりは、
今を生きろ
というメッセージだったんですね。
スピーチって、
だいたいが、
希望を描かせるものが
多いと思うんですよね。
聴衆から好かれようとするなら、
エールだけ送ればいいんです。
でも、
ホリエモンのこのスピーチって、
最初からエールを送ってないんです。
最初に、
これから起こりうることを指し示し、
危機感を感じさせているんですよね。
そこが、
聞き手に対して、
とても誠意があるとおもうんです。
要は、
明るい話ばかりしないところです。
卒業式という
晴れ舞台で、
明るい未来への門出に
みんなわくわくしているわけです。
そんなわくわく感に、
水を差すじゃないけれど、
言ってみれば、
耳の痛い話をしているわけです。
これは、
そのひとのほんとうの
幸せを考えていないと、
できないことだって思うんですよね。
ホリエモンは、
マスメディアで
いろんな顔を映し出されていますが、
おそらく本人と
話さない限り
彼の人間性はわからないと思います。
でも、このスピーチを見てみる限り
とても誠実な一面を
感じますね。
まだ見てない方は、
彼のスピーチをぜひ見てください。
なにかしらの
インスピレーションを感じられると思います^^
⇒ https://youtu.be/2DTyHAHaNMw
では、
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株式会社ATLUCK 代表取締役 金子欽致
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